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TRIP 海外

【UL/ウルトラライト】海外バックパッキング2019【海外旅行軽量化】

国内ではLCC元年と言われる2012年に、ピーチ、エア・アジア、ジェットスターが就航し、同年iPhone 5が発売になった。僕が初めてバックパックトラベルをしたのがちょうど2012年。

それからLCCは爆発的に普及し、スマートフォンの性能向上(アプリの進化も含めて)、グーグルが提供する各種サービスの進化など、劇的に海外旅行の環境は変わったと言えるだろう。

具体的に言うと、荷物が圧倒的に少なくて済むようになった(そしてその恩恵の中心はスマートフォンである事は間違いない)。プライベートならPCを持ち歩く必要も、ガイドブックを持ち歩く必要も無くなったのである。写真のバックアップにハードディスクドライブを持つ必要も、大きな一眼レフも必要ないのである(通常の旅行の場合)。スマートフォンのカメラも高性能だし、僕が普段愛用してるリコーのGRのようなコンパクトカメラでAPS- Cセンサーのような大きめなセンサーを搭載しているものも沢山ある。

と言う事で2019年のタイ北部バイクツーリングの際に、ウルトラライトな海外旅行パッキングを実践してみた。

trailbumのbummerの写真。
trailbum bummerを今回のザックにする事に。

まず今回のザックはtrailbumのbummerを選択した。約30〜35Lの容量がありながら、重量が僅かに364g!!これは驚異的だ。多くの人が何度か旅行を繰り返すと感じるように、僕も過去の旅行の経験から、荷物が軽い事は圧倒的に正義だと思っている。このサイズなら機内持ち込みが可能だし、足元に置く事だって出来る。そして取り回しが良ければ盗難や紛失の心配だって減るのだ。

trailbumのbummer。空港でのザックの写真。
外がメッシュ仕様になっているので、液体とバッテリー関係はここに入れれば荷物検査も快適。

外がメッシュ仕様になっているので、ここに入れるものをシーンによって使い分けられる。空港の手荷物検査の際は、液体と電子機器をここに。バイクでの移動中は長袖や雨具関係をここに。乾ききらなかった洗濯物をここにいれればすぐに乾く。大きなメッシュポケットは何かと使い勝手がよい。

海外旅行軽量化の荷物の写真。ウルトラライトな海外旅行装備です。
バックパックの中身はこれだけ。

肝心の中身はこんな感じ。(パスポートやコンパクトカメラ等の身の回り品はサコッシュで持ち歩いた)

左から2LのモンベルのULスタッフバックに入った衣類関係が2袋(水着とかも含めて、速乾Tシャツ、下着を3セット)。防寒用の無印良品のライトダウン、ザック用のレインカバー、ノースフェイスのゴアテックスジャケットファーストエイドキット、液体関係、電子機器関係のポーチ、クリップ付きの紐(洗濯物を吊るしたりね)、トイレットペーパー。以上だ。

衣類は全て登山とかで使うような速乾素材に限定して、すぐに乾くようにした。

液体を小分けにしている写真です。
液体と洗面用具。正直無くても問題無い。

液体関係は正直無くても問題無いんだけど、なんとなく持って行っちゃう。コンディショナー、シャンプー、シェービングジェル、ソープ、洗濯洗剤、コンタクト、カミソリ、クリップ付きの紐。

小分けにした液体を透明なケースにパッキングしてある写真です。
透明なケースにパッキング。

もちろん現地で買えるし無くても良いんだけど、こうして透明のポーチに普段からひとまとめにして保管してあれば、国内だろうと海外だろうと、思い立ったらすぐに旅できるし、こうしてまとまってるのが気持ちいいなって。もちろん国際線も国内線も機内持ち込みOKです。

電子機器も必要最低限に絞って持ち歩いています。その写真です。
電子機器関係もこれだけ!

実は一番無駄が多くなるのが電子機器関係。ガジェットが大好きな僕は、海外旅行となれば以前はMacBook、iPad、Kindle、大容量バッテリー、充電用USBハブ、モバイルルーター、etc、、、、

とにかく沢山の電子機器を持ち歩いていた時期もあるけど、実際に使う事ってほとんどないんだよね。(というか持って来たから使わないと、って無理して使う)

という事で今回は思い切って、iPhoneのみ。実際機内とかで動画見る時も隣の目とか気になるからiPhone使う方が多いし、本だって機内や移動中に読む位ならiPhoneのKindleアプリで読めばいい。そして個人的に、旅行中も急遽仕事で対応しなきゃいけない場面があるのでiPadかPCは今まで必ず持ち歩いていたんだけど、今回はiPhoneで色々出来るように事前に準備しておいた。実際に過去の旅でもiPadを取り出す場面なんて殆ど無かったし。

結果として電子機器をiPhoneに絞れば、モバイルバッテリーも小容量のコンパクトで済むし、ケーブルや充電アダプターも必要最小限で済む。仕事はiPhoneで出来る範囲にとどめて(そもそも休暇な訳だし)、何より電子機器が少ないと心が身軽になる。海外ではリスクヘッジも兼ねてスマートフォン2台(iPhoneとAndroidとか)体制とかが一番便利なんじゃないかな。

海外旅行に持って行ったファーストエイドの写真です。

今回はバイク旅だったので、追加でファーストエイドキット。必要最低限だけど、やっぱりちゃんと用意しておいた方がいいね。

trailbumのbummerの写真です。海外ですごい軽量で役に立ちました。
trailbumのbummerとバイクの写真です。
trailbumのbummerを背負った筆者と滝の写真です。
重量が軽いので、観光や移動も全く苦にならずに背負い続けられる。

このくらいの装備ならベースウェイトで5kgくらいに収まるのでLCCの手荷物重量制限も、海外でLCCの国内線を使う場合も問題ない。何よりこのくらいの重量だと、荷物を持ち歩くのも苦にならないので、いちいち荷物を置くために宿に寄ったり、そういった行動の無駄も大きく省ける。

実はなによりこれが最大のメリットで、移動とアクティビティーがシームレスに繋がっていくのである。

例えば、移動中にちょっとした絶景ハイキングコースを見つけたとしてもそのまま数時間のハイクをする事も可能だし、例えば台湾とかに旅行してふらっと近郊の低山に登ってから空港に向かう事だって出来る。(あくまで荷物を持ったまま隙間時間に出来ることが重要)国内旅行に置き換えても例えば僕なら妻の実家が広島なんだけど、年末年始等の大型連休の帰省の際についでに瀬戸内海を眺めながらハイキングしてから新幹線に乗ることだって出来る。とにかく旅の隙間に出来る事が増えるのが旅行の荷物軽量化の最大の恩恵だと思う。

そして、何か不足を感じたりする事も旅行中一切なかった。

軽いってやっぱりスナフキンの言う通りとても大切な事なんだな。

旅の記録は↓から!!

# 【Day1-2】2019タイ北部メーホンソンループ600kmバイク旅【#1】