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メーホンソンループ タイ バイク
TRIP 海外

【Day1-2】2019タイ北部メーホンソンループ600kmバイク旅【#1】

#1 タイ北部、メーホンソンループ600kmバイクツーリング

タイの北部、ミャンマーとの国境付近に”メーホンソンループ”と呼ばれるチェンマイを起点とする全長約600km、1,864のカーブによって構成される一般的にはレンタルバイクを借りてツーリングをしながら旅をする、欧米では有名で伝統的なコースがある(と言っても僕もこの旅の前には知らなかった)。2019年の5月、今回は相方のじょい君の提案でこのコースを2人で旅する事にした。

海外 タイ レンタルバイク メーホンソンループ 旅
男2人の気ままな海外ツーリングの始まり。

#メーホンソンループ、コース概要。

一般的にはチェンマイを起点にして、メーサリアン、メーホンソン、パーイの町を宿泊しながら繋ぎチェンマイに戻ってくるルートが正規ルートのようだ。僕らが旅した2019年現在、メーホンソンループに関する日本語での情報はまだ少なく、主に英語圏のサイトやブログを参考にした。周辺にはバイクで登れるタイ最高峰のインタノン山を始め無数の魅力的な場所やアクティビティが揃っている。それぞれの好みに合わせて目的を決め、それに合わせて宿泊地やコースを臨機応変に決めても良いだろう。基本的に道路のコンディションは大変素晴らしく、多少ルートを外れてプランニングしても問題なく走れると思う。欧米人やタイ人のツーリング旅人も多く、また道路標識も多いのでストレスも少ない。ただし、コース全編を通して標高差がある為タイでも気温の変化が激しい。周辺にはキャンプ場も多くあり、ホテルやキャンプを組み合わせて旅を続けるのもいいだろう。

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タイ北部の景観を存分に楽しみながらいくつも峠を越えていく。

#チェンマイからドイ・インタノン、メーチェムへ。

trailbum bummer ウルトラライト ザック トレイルバム バマー
trailbumのbummerが今回の旅のザック。

今回の旅で持って行った荷物については、こちらの記事で。

ドイ・インタノン山 レンタルバイク
旅の相棒のレンタルバイク。長旅になるので高性能のバイクを借りて正解だった。

成田からLCCのスクートを使いバンコクのドンムアン空港へ、その日のうちにエア・アジアの国内線に乗り継ぎチェンマイへの到着は深夜になった。2013年以来2度目のチェンマイだったが、前回の印象とは異なり、人の溢れかえった慌ただしい街の印象だった。LCCの普及と共に、スマートフォンがあれば簡単にチケットを取得することが出来るし、現地の1泊目の宿を予約しておきその宿にあらかじめレンタルバイクの手配が可能か(パスポートを預けず、現金でのデポジットでバイクを借りたかった為)問い合わせを入れておく事も可能。スマートフォンと簡単な英語だけで、色々手配が進む現代において、旅行代理店の存在意義は一般的なツーリズムには不要な時代になったなと感じる。

翌朝にはバイクを手配し今回の旅最初の目的地タイ最高峰、ドイ・インタノンを経由してメーチェムを目指す為に出発した。通常、メーサリアンがメーホンソンループの旅の宿泊地になる事が多いのだけど、今回僕らはドイ・インタノンや途中の滝を見たりしたかったので、効率性を考えてメーチェムへ宿泊する事にしていた。チェンマイの日中の気温は40度近く、ドイ・インタノン山の標高は2,565メートル。移動距離は140kmと初日からなかなかハードな移動になる予感がしていた。

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旅の相方じょいのレンタルヘルメットがすごくポップ。

チェンマイからルート108をひた走り、だいたい2時間位の所にドイ・インタノンがある。タイ最高峰と言っても道路は舗装されていて山頂近くまで、バイクで登る事が出来るし標高をあげる毎に気温も下がり、ツーリングはどんどん快適になって行く。

ドイ・インタノン山 
国立公園なのでゲートで入場料を払う必要がある。
ドイ・インタノン山
外国人は大人で300バーツ+バイクの代として20バーツ必要。

ドイ・インタノンは国立公園なので途中のゲートで入場料を払う必要がある。ゲートは2箇所あるがどちらか一方で支払いをすれば半券を提示すれば通過出来る。

ドイ・インタノン山 タイ最高峰 レンタルバイク
ドイ・インタノン山 タイ最高峰 レンタルバイク
ドイ・インタノン山 タイ最高峰 レンタルバイク 気温
朝方の気温8度だったとの事、日中のチェンマイと比べこの気温差はサウナと水風呂に通じるトリップ感だ。
ドイ・インタノン山 タイ最高峰 レンタルバイク
念願(?)のタイ最高峰へ。馬鹿と煙は高いところがなんちゃらかんちゃら…

山頂周辺はなかなかの急勾配で急カーブが続く。地元のタイ人でも転倒して救急車が来たりしていた。

ドイ・インタノン山 タイ最高峰 レンタルバイク

#燃える山、滝、長閑なローカルタウン、メーチェムへ

正直僕は滝に関して全く興味が無い。だけど今回の相方のじょいは無類の滝好きなので、ドイ・インタノンを後にして、メーチェムに向かう途中の滝に寄る事に。この時期の北タイは山焼きが至る所で行われていて、滝の入り口に到着した時、滝へ向かう道がまだ焼けたてホヤホヤだった事に僕はすっかり意気消沈していた。ただでさえ灼熱の気温なのに、焦げ臭い匂いとくすぶっている焼け跡からはなんとも不快な熱気が押し寄せてくる。

「まるで地獄だな」思わず2人が同時に口にした。

タイ 北部 山焼き
写真では伝わらないけど、暑いしどこも黒焦げだし、ほんと地獄。

挙句に頑張って歩いた先にあったのは普通の滝だった。(個人の感想です)。雨期だったらまた違うのかもしれないけど、やっぱり僕は滝の魅力がよく分からない。

Baan Kub Doi Mae Chaem メーチェム 宿
Baan Kub Doi Mae Chaem メーチェム 宿
今夜の宿はBaan Kub Doi Mae Chaem
メーチェム 街並み
メーチェム 街並み
メーチェム 街並み

メーチェムはツーリストも殆どいない長閑な町だった。特にやる事も無いので筋トレ器具が沢山置いてある公園で遊んでいたら、警察署の敷地内だった、なんてくらい長閑な町。

通り沿いの食堂で乾ききった喉をチャンビアで潤して、食事を済ませると宿でゆっくり過ごす事にした。

メーチェム
今日はなかなか過酷だったのでご褒美ビア。

雨季を目前にした乾季終盤のタイは、カラカラに空気も乾燥しており、ジメッとした不快な暑さでは無いけれど、日本ではあまり体験する機会のない乾いた暑さの気候だ。不快では無いけれど、痛い暑さと言うか、バイクで走ってると刺さるような暑さで、結構体力を消耗した。

僕らの旅はまだ始まったばかりだ。

#2 へ続く