【Day6-7】2019タイ北部メーホンソンループ600kmバイク旅【#4】
タイの北部、ミャンマーとの国境付近に”メーホンソンループ”と呼ばれるチェンマイを起点とする全長約600km、1,864のカーブによって構成される一般的にはレンタルバイクを借りてツーリングをしながら旅をする、欧米では有名で伝統的なコースがある(と言っても僕もこの旅の前には知らなかった)。2019年の5月、今回は相方のじょい君の提案でこのコースを2人で旅する事にした。
#4 パーイからゴールのチェンマイへ。
パーイで2泊のんびりと休息した僕らは、最後の目的地、この旅の出発地でもあるチェンマイへメーホンソンループを完成させる為に出発した。最終日の走行距離は150km弱。600kmあったメーホンソンループも残りわずかだと思うと大切に走ろうと思えてくる。
チェンマイからパーイの間の道はこの区間だけをツーリングするバイカーも多くなる。道は相変わらずの峠道。バイクなら車酔いする事は無いだろうけど、車だと結構キツそうで、途中地元のタイ人ですら車を路肩に止めてグロッキーになっていた。チェンマイからパーイへはバスを使って行くツーリストも多いだろうから結構大変かもしれない。
走りやすいルート1095はスイスイ進めてしまい、どんどんチェンマイが近づいてくる。スタートは600kmなんて過酷かな、なんて思っていたけど、走り出せば旅なんてあっという間に過ぎ去って行く。
そしてもちろん僕らは滝に寄ることにした。
僕らが最後に寄った滝はMork Fa Waterfall(モクファの滝?)。滝壺では家族が水浴びを楽しんでいて、とても平和な光景だった。
このヘビのようにクネクネした道を600kmつないで来た。
こうして僕らはチェンマイに到着した。チェンマイではカオマンガイを食べて、特にする事も無いのでショッピングセンターで時間を潰し、この旅を連れ添ったレンタルバイクも返却して、空港に向かいバンコクへと飛び立った。バンコクでは成田行きの飛行機まで乗り継ぎに時間があったので、ワットアルンの夜景を眺めながら、ちょっと贅沢に食事をして過ごした。
こうして僕らのメーソンホンループ600km、レンタルバイクの旅は幕を閉じた。
#メーソンホンループに関する、補足的な注意点。
正直に行って、全くトラブルも無く快適に旅をする事が出来た。ただ補足的にこのルートをバイクで走る際に注意した方がいいかな、と思うことを何点か。
- まず国際免許は無いよりはあった方がいい。(検問あるよ)
- パスポートはデポジットせずに、バーツのデポジットでバイクを借りよう。
- 山焼きのシーズンは煙に注意、雨季は突然の雨に、通年で長袖等の寒さ対策は必要。
- 日焼け対策しないと大変な事になるよ!
- ガソリンスタンドや道迷いの心配はほぼ無い!
- 荷物は最小限で、衣類は手洗いで洗濯しよう!
- バイクのトラブルに繋がらないように、レンタルバイクはなるべくケチらず。
- ファーストエイドは持ち歩いた方が良い。
こんな所だろうか。国際免許に関しては、今回の旅で1度だけ検問で警察に止められる事があったけど、免許書の提示は求められなかった。とは言え、警察官の気分一つな所もあるので、国際免許はあった方がいいと思う。タイ北部は隣国からの不法入国に多少神経質になっている部分もあり、検問を突破したミャンマー人家族が射殺されたりしてる現実もある。特に「タイだから」と勘違いしていると、近年は痛い目に合うかもしれない。(政治情勢も大きく変わるので)
寒さ対策は、比較的標高の高い所を走る事も多いので、最低でも長袖を1枚くらいは持っておこう。あと、雨具もあった方がいいし、濡れても乾きやすい服装だと尚良い。長袖は日焼け対策にもなる。今回僕は首にタオルを巻いていたので、首回りの日焼けは大分軽減出来た。
バイクでの旅なので、最低限のファーストエイドキットは持ち歩こう。万が一転倒したりして出血した際にも、最低限の自己解決を出来るのが大人の遊び方。道中怪我をしている人が居たら対応してあげれば徳も詰めます。
ガソリンは借りたバイクの燃費にも関係して来るとは思うけど、ある程度気にかけていればガソリンが見つからずにガス欠なんて事はまず無いと思う。
最後にアップダウンの激しい道を走るので、バイクは最低でも125cc以上あれば快適だと思う。
メーホンソンループ600km!!完!