【Day3】2019タイ北部メーホンソンループ600kmバイク旅【#2】
タイの北部、ミャンマーとの国境付近に”メーホンソンループ”と呼ばれるチェンマイを起点とする全長約600km、1,864のカーブによって構成される一般的にはレンタルバイクを借りてツーリングをしながら旅をする、欧米では有名で伝統的なコースがある(と言っても僕もこの旅の前には知らなかった)。2019年の5月、今回は相方のじょい君の提案でこのコースを2人で旅する事にした。
#2 メーチェムからメーホンソンへ
3日目、僕らは昨日の経験から気温が上がる昼過ぎまでにメーホンソンへ到着できるように朝食を済ませるとすぐに出発した。今日の目的地はメーホンソン、そしてその途中でタイ最大の滝と言われているメースリン滝に寄る予定だ。今日の行程はこの旅最長の180km。バイクで雄大なタイ北部を走り抜ける。
今日のコースは大半をメインのルート108から外れて走る事になる。決して走りづらい道では無いがルート108のまるでサーキットのような雄大な道路では無く、カーブは急になるし道幅も少しだけ狭くなる。舗装状況は9割快適なので、スピードの出しすぎに注意すれば問題は無いが、油断するとガードレールも少ないので谷へ落っこちてしまうので気は抜けない。
カーブを越えるたびに、峠を越えるたびに、標高や峠の表裏が変わるたびに、本当に景色が目まぐるしく変化する。僕は日本国内ではバイクには乗らないし、ツーリングをする事も無い。だけど、次々に訪れるカーブに意識を集中しバイクを操り、ハイキングとは違うスピード感で多彩な変化を肌で感じていると段々と頭の中がマインドフルネス全快になって、とても気持ちが良くなっていく。ただハイキングやランニングと違い、そのまま快楽の中に溺れると事故ってしまう。飛んじゃダメだ、飛んじゃダメだ。集中、集中。。。
# メースリン滝 CLOSE
メースリン滝の入り口に到着した僕らは、途方に暮れていた。何故なら入り口には「CLOSE」の文字と、軍服の人に「CLOSE」と言われたからだ。どうして、「CLOSE」なのかも、いつまで「CLOSE」なのかも何も分からない。ゴネたら行けるのか、こっそり行けるのか?色々考えたけど、やはり軍服の威圧感の前ではどうする事も出来ず、諦めるしかなかった。
残念だけど諦めてメーホンソンに向かう途中、僕らは道端に小さくwaterfallと書かれた看板を見つけた。こうなったら名も無き滝でも見てやろうとバイクを止めて歩きだした。
僕らの感想は「この滝が、家の近くにあったら最高だよね」と言う、ちょっと滝に対して意味の分からない感想だった。
さあ、気を取り直してメーホンソンへ向かおう。
# 湖畔を中心とした過ごしやすい町。メーホンソン。
トリップアドバイザーですごく評判のいいお店「Salween River Restaurant」。評判通りすごく美味しかった(もちろんじょいが見つけた)。ベジタリアン、ヴィーガン料理も充実してる上にとても満足できる。夜、昼と2回も通ってしまった。
メーソンホン。すごく過ごしやすくいい町だった。夜は町中の至る所にカップルや友達同士の若者達がくつろいで語り合ったりして過ごしており、町の持っているピースフルな雰囲気を感じる事ができた。明日はパーイに向けて出発だ。明日はそんなに走行距離が長くないので、ゆっくり出発しよう。