【Day4-5】2019タイ北部メーホンソンループ600kmバイク旅【#3】
タイの北部、ミャンマーとの国境付近に”メーホンソンループ”と呼ばれるチェンマイを起点とする全長約600km、1,864のカーブによって構成される一般的にはレンタルバイクを借りてツーリングをしながら旅をする、欧米では有名で伝統的なコースがある(と言っても僕もこの旅の前には知らなかった)。2019年の5月、今回は相方のじょい君の提案でこのコースを2人で旅する事にした。
#3 メーホンからパーイ。休息と、ヒッピータウンの残像。
メーホンソンからパーイへの移動は距離にして100kmちょっと位で今回の旅の中で一番短い移動距離である。メーホンソンをゆっくり出発した僕らは、のんびりパーイを目指す事にした。
パーイは2012年にラオスのハッピータウン、バンビエンに滞在した時にタイにもハッピーな街があると教えてもらっていたし、2013年にタイからミャンマーへ行った時にもパーイに寄るか迷っていたけど、結局寄らずになんとなく後回しになっていた街だった。


それに比べて、アジアの東の端の方には軽トラの荷台に人を乗せて走るだけで捕まる国があるらしい。



# パーイのヒッピー文化とマリファナの現在
パーイは欧米人のバックパッカーやヒッピーが作り上げた街と呼ばれていて、よくヒッピーの聖地的な取り上げ方をされている。確かに、その名残は感じる事が出来るが町の中心地はどこにでもある変哲のない欧米人が滞在するリゾート未満の街、という雰囲気だ。もしマリファナ目的にこの街に来るような事があったとしても、ちょっと努力しないと手に入れるのは難しいだろう。時代は変わって今やマリファナを体験するにはUSのカリフォルニアやカナダみたいな、「先進国」へ行けばいい。
それでも、もし探し物があるとするならば、町の中心部から離れて、バイクを使って五感をフルに活用しながら低速で笑顔を振りまきながら探検する必要があるかもしれない。



もしも運良く探し物が見つかったとするならば、パーイの川沿いのゲストハウスでゆっくりするのが一番だろう。





ヒッピーの町のイメージは恐らくとっくの昔の話で、今はアーティストの町的な側面が強いと感じた。町のバーで毎晩繰り広げられるセッションはとてもクオリティが高いし、町の広場で行われていた町内会のイベント的なイベントでもすごくクオリティの高い演奏を聞く事が出来た。そして小規模なイベントにも関わらず、ラインアレイのスピーカーがステージ横には鎮座しめちゃくちゃ音が良くてびっくりした。
今回僕らはパーイに2泊した訳だけど、きっと日程に余裕があったとしても多分3泊はしなかったかな。だけど1泊だったら絶対にもったいない。そんな感じだった。